[2005-7-10]高田みづえ - 私はピアノ (1980)





       

一、人もうらやむよな仲が
いつも自慢のふたりだった
あなたとならどこまでも
ゆけるつもりでいたのに
突然の嵐みたいに
音を立ててくずれてく
涙が出ないのはなぜ
教えて欲しいだけさ
あなたから目が離せない
ふたりして聞くわ ラリー·カールトン
日だまりの中で抱かれ
いつしか時のつれづれに
思い出に酔うひまもなく
心から好きよと言えた
あの頃がなつかしくて 何もかも
あなたがいなければ
一から十までひとり
言葉もないままに生きてる
くりかえすのはただ Lonely play

二、思い切り感じたままに
見せるしぐさやさしくて
言葉じゃなくて態度で
わかり合えてもいたのに
男の人なら誰でも
細い肩を抱けばわかる
夜が恐いよな女にゃ
それでいいのよすべて
つらいけど涙見せない
雨のふる夜にはビリー·ジョエル
情けない女になって
しまいそな時にはサンバ
ためいきが出ちゃうよな恋
静かに抱きすくめられて
焼けた素肌が今でも なつかしい
ひとしきり泣いたら
馬鹿げたことネと思う
ピアノに問いかけてみたけど
ピアノに問いかけてみたけど
くりかえすのはただ Lonely play
Lonely play